奥行きのあるウォルナットの一枚板のローテーブルです。
元々はもう少し長くで、樹皮部分もあったのですが、状態が美しくなかったので思い切ってカットして四角に成形した一枚板です。
カットすると自然な状態そのままで使う一枚板とは少し雰囲気が変わります。
樹皮部分の残り方や全体の形のバランスを調整することで洗練されるような気がします。もちろん一枚板はそのままで使うのがベストではありますが、こういうのも今後はアリかな、と思っています。最近日本の作家さんの作品で大胆なカットを入れたかっこいい一枚板のダイニングテーブルを見て影響を受けた、ということもあるんですけど・・・。
ウォルナットは家具材で最も需要のある樹種です。見た目に美しく、丈夫で動きにくい上に加工しやすいという優等生な木です。とはいえ、ウォルナットも物によっては軽柔で品質の良くない物がある為、ウォルナット＝良い素材とは簡単には言えません。本材はもちろん良材です。品質は良いのですが、目廻りという木材にとって大きな欠陥のある素材。テーブル材として使えば、ほとんど気にならないレベルの欠点で強度にもさほど影響はないはずですが、ちゃんとした素材のみを扱う信用ある家具屋さんやテーブル屋さんではこんな素材は使えないのかもしれません。
脚のデザインについては、四角い天板にオーソドックスな脚を履かせても面白味がないのかなぁと思い、やりすぎず程よく、のつもりです。
脚の底には床の保護とガタ付き調整のためのアジャスターをつけています。

※寸法（17枚目の画像をご参照ください）
よこ : 76cm
奥行き : 62cm
全高 : 45.5cm
天板の厚み : 4.8cm

塗装について
テーブルの天板・木端・木口はお手入れしやすいように防汚性に優れた最高級の植物性オイルで仕上げております。すぐに拭き取れば汚れや染みはつきません。樹皮や入皮の内壁はウレタンでやんわりと固めています。
全ての塗料は食品衛生法に適合しておりますので、アレルギー体質の方、シックハウス症候群の方でも安心してご使用いただけます。

木材の変形について
私共の作品に使う木材にはすべて「木の呼吸を止めない」加工を施しています。
樹脂で木を固めれば変形を最小限にすることが出来ますが、木が持つ本来の手触りや香りが失われますし、なにより木がかわいそうです。
ご購入後に変形する可能性があることをご理解の上、ご検討ください。
変形するとはいえ、ある日突然真っ二つに割れてしまうわけではありません。長い年月の中で変形し、変形後も十分にお使いいただけます。ご自身で出来る修繕の方法も私の知る限りのことをお伝えいたします。有償ではございますが補修加工も承っております。


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